14年 4月24日執筆
高校に入って「割算では0で割ってはいけない」と初めて聞きました。
小中学生時代は言われたことがなかったのです。
実際、こんな問題があります。
そうすると、両辺に x を掛けると、
となり、従って移項すれば
となります。
左辺を因数分解すると、
ですから、両辺を x-1 で割れば、
となります。
つまり、x=1 と仮定した筈なのに、x=0 になってしまったのです。
この式の問題点は、両辺を x-1 で割ってしまった事です。
x = 1 と仮定した以上、この式の値は 0 です。
つまり、両辺を 0 で割ってしまったため、意味がなくなってしまったと言うわけです。
結局、
と言う事を忘れた事で、論理が成立しなくなったと言う訳です。
それでは、何故 0で割るとおかしな事になるのでしょうか。
それは、小学校で初めて割算を学ぶときに言われる
すなわち
の関係があるときに c とa から b を求める演算
が割算だと言う原点に帰ればいいでしょう。
そこで、cが0か否かで考えてみましょう。
c ≠ 0 の場合、元の掛算は
となりますが、0には何を掛けても 0にしかなりません。
c は 0でないので、この式を満たす b は存在しないのです。
つまり c÷0 は「定義されない」「計算できない」と言うことになります。
c = 0 の場合は元の掛算は
となり、今度は逆に b はどんな数でもこの式は成り立ってしまいます。
つまり、答えを出す意味が無いのです。
結局 0÷0 は「意味がない」ことになります。
しらぎくモバイルシステム VI 第0.9810版 (平成24年 1月24日)